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ゼロ・ダーク・サーティ

本作は2011年5月2日に実行された、ウサーマ・ビン・ラーディンの殺害にいたる経緯を描いた、実話を元に作られたフィクション映画である。
監督は、2008年公開の『ハート・ロッカー』で史上初の女性によるアカデミー監督賞を受賞したキャスリン・ビグローが行った。主役のCIA女性エージェントはジェシカ・チャステインが演じ、第85回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、第70回ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞した。
-wikipedia

手がかりを追いビン・ラディンへの情報をたどるシークエンスと、SEALsが最新鋭のステルスヘリで強襲するシーン、静と動どちらのシーンも緊張感の絵作り、物語運びで作品にのめり込むことができる。

一方、ストーリーは細切れ。小さな章ごとに物語を紡いでいくスタイルで、登場人物の描き方がややとっ散らかった印象。

総じてとても良くできた映画。見る人のポジションによって、テロとの戦いに買ったアメリカ賛美の映画と捉えるか、屈辱にまみれ自分の目的すら見つけられなかった自虐と捉えるか判断がわかれるのではないかと思う。