tatolog

冬はマラソン、夏は登山、年に2回は海外旅行が理想です

旅行の時のいつも思うシンプルな生活と、プロフェッショナルな仕事について

f:id:tatolog:20160723030606j:plain

旅行に行くと、必要最低限なものだけで過ごすため、普段の生活がいかに無駄が多いかということに気づかされる。
旅行の度に同じような気づきを得るけれど、旅から戻り普段の生活が続くとまた無駄が多い生活や思考に支配されていく。
そして次の旅行の機会に、再び削ぎ落とされた最低限のシンプルな旅行中の過ごし方の魅力に触れて感化される。

無駄が多い暮らしとは少し異なるベクトルだけれど、世界各国で現代に残る芸術や建築物などの文化に触れると、ひとつの事に打ち込み、後世に残るものを作り上げてきた先人たちの行動に感銘を受ける。
翻って自分の仕事に目を向けてみる。
何らかの成果を残すためには無駄をなくして一つのことに集中して取り組むべきと思っていたが、今回のローマの旅行で気づいたことは、やることを取捨選択するだけでなく、取捨選択して残したものをいかに完璧に仕上げるために、どれだけ情熱を注げるかのほうが重要だという気づきだった。

取捨選択よりもひとつひとつを丁寧に完璧に仕上げることのほうが大切で、常に最高の一手を打つ人が一流。一流の仕事だけが後世に残る。ローマのトレヴィの泉を観ながらそんなことを思った。