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アラジン:悪ノリが止まらないウィルスミスをずっと観ていたい

  

悪ノリが止まらないウィルスミスをずっと観ていたい。

予告見た時からけっこう気になっていて、子供の頃にスーパーファミコンのソフト持っていたなぁとかいろいろ思い出していた。
昔から西洋のファンタジーよりもアラビアンナイト的なアフリカ圏の土作りの街並みや砂漠の物語に興味があったりとか。そんな理由で城下の街中のシーンはとてもワクワクさせられた。

 

まぁそんなことは置いておいて、この映画の個人的な魅力はやっぱり軽いノリでガンガン攻めてきながらも、ちょっぴりウイットなウィルスミスのキャラ存分に滲み出ているところで。
バッドボーイズやメンインブラックのように軽口叩きながらストーリー展開していく彼の持ち味が再び戻ってきたようでめちゃ楽しかった。当然のように第3の壁もやすやすと越えてきます。
(余談ながら、秋に控えている新作のジェミニマンは予告を見る限りギャグなし路線で少し残念)

 

一番の白眉は魔法のランプの力によって王子となり、従者を従えて城へとパレードしていくシーン。このシーンの主役はアリ王子ではなくウィルスミス演じるジーニー。パレードと彼の一挙手一投足がもう本当にウィルスミス劇場ここにあり!という感じでたまらん。
ヒップホップ調にアレンジされたダンスとの組み合わせが最高に気持ちよいし、ウィル・スミスがお城の中の人たちをうまく盛り上げていくのとシンクロして劇場内の温度が上がっていくのもよくわかった。
同様の理由で、エンディングのダンスシーンもアガる。


 

 

ウイル・スミスのことばかり思い出してしまうけど、作品全体のクオリティはもちろんものすごくて、ディズニー実写シリーズとして成立させているのは、アニメを見てきた人もそうでない人も納得させる美術の完成度の高さなんじゃないかと思う。
俯瞰して把握するより没入感を楽しむべきで、センター寄りの絵面が多いので、前方中央のシートが良い鑑賞体験をもたらしてくれそうです。