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【タトログ】冬はマラソン、夏は登山、年に2回は海外旅行が理想です

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女

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themummy.jp

 

行ってきました公開初日。TOHOシネマズ日劇にて。

ダーク・ユニバースの第1作目となる作品ということで、本編スタート前のUNIVERSALのロゴが出た後さらに回る地球の裏側から「DARK UNIVERSE」の文字が現れてくるという憎い演出でスタート。

物語は何か突飛な仕掛けやどんでん返しがあるわけでもなく、予告編から想像できる範囲のもので、砂漠からミイラを発掘しそれが原因でロンドンがパニック!といったもの。

1932年に公開された映画『ミイラ再生』を、ハムナプトラシリーズに続いて2回目のリブートとなった今作は、作品の方向性が定まっていない印象を受けた。インディージョーンズのようなお宝発見アドベンチャーからスタートし、若干のホラーやアベンジャーズにおけるヒドラのような陰謀ものを経由しつつ、最終的には大都市でのパニックもので決着といったようにいろんなジャンルの良いところを集めてはいるものの、それによってとっちらかっているように見えてしまった。

一方で、ユニバース構築のための世界観はかなりしっかりと形成されているように感じた。ダークユニバースの一本目として外してはならない要素をきっちりと抑えすぎてしまった結果、作品単体のまとまりに欠けてしまった様子。

トム・クルーズ扮する主人公の位置づけもちょっとばかり難しいところ。というのも、どうしてもミッションインポッシブルの影がちらついてしまう。観客はどうしてもトム・クルーズの活躍を期待してしまうので、作り手側もトムの見せ場を設けてしまう。すると作品の構成上どうしても派手な見せ場でトムが活躍=ミッションインポッシブルとなってしまう。アクションシーンは結構見応えがあるだけに、そこはかなりもったいない。でもトム・クルーズ自身が自分の魅力として理解している(と思われる)お得意の三枚目キャラは、終始絶好調でその点はかなり安心して見ることができた。

初日に見た人のレビューを眺めてみると酷評が多かったが、自分としては結構楽しめた。唯一看過できなかったのは、ミイラが噛み付くと噛みつかれた相手もミイラになるというゾンビスキル。人間vsミイラの対立構造を作るには手っ取り早い手段だと思うけど、ハムナプトラではあの世から死者を蘇らせるという設定だったことを思うとそちらのほうがスマートだったかなと。

何にせよ、マーベル・シネマティック・ユニバースと、DCエクステンデッド・ユニバースに続くユニバーサルのユニバース(笑)の1本目として映画館で見ておきたかったので非常に満足だった。次作にも期待。