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冬はマラソン、夏は登山、年に2回は海外旅行が理想です

バルセロナ

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ゴールデンウイークに初めてバルセロナを訪れた。

バルセロナはヨーロッパの中でも1都市でじっくり過ごしたい目的地だったので、周遊旅行の際には選択肢から外していた。そのせいで訪れる機会をずっと逃していたが、念願かなってついに約1週間ほどのじっくり滞在。見どころの多いバルセロナの思いでを記録。

サグラダ・ファミリア教会

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まずはサグラダ・ファミリア。なんと言ってもその大きさにびっくり。交差点を曲がってサグラダ・ファミリアが視界に入ってきた時、あまりの大きさに思わず声を上げてしまうほどだった。

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そして、その建物の大きさからは想像もできないように繊細で美しいの内外の装飾の数々。外壁の彫刻は石から作られていることを忘れるほどに細やかで聖書の物語をいきいきと紡いでいる。

一方、内部に入るとガウディが自然からその設計思想を受けたというとおり、有機的な曲線や色使いでサグラダ・ファミリアを教会として訪れる人たちを包み込んでいる。

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入場料の他にお金を払うことで塔の上に登ることができたり、地下には完成予想図の模型や、どのように建築が進められてきたかがわかる展示スペース兼アトリエがあったりと時間をかければかけるだけ楽しめる要素がある。

グエル公園

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バルセロナのガウディ建築でサクラダ・ファミリアに次いで楽しみにしていたのがこの「グエル公園」。楽しみにしていたの理由は2つ。まず1つ目はこの公園が現地の人の憩いの場であること。観光客も多いけれど、地元の子連れの親子などの姿もたくさん見かけた。建物だけではなく季節の花が咲き乱れる散策路としても非常に見応えがあった。

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驚くことにこのグエル公園が建設されたのは1900年ごろ、今から100年以上前なんだよね。「当時はモダン」という単語はいろいろな建築物の説明で聞くけれど、100年経ってもモダンと言えるこのグエル公園はやっぱりすごい。ガウディのオリジナリティのなせる技。 

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そしてもう1つは、もちろんガウディ建築特有のタイル装飾。グエル公園の壁面という壁面は見事なタイル装飾で埋め尽くされている。最も有名なのは公園のマスコットでもあるトカゲ。それ以外にも見どころがたくさん。座ってゆっくりと過ごせる場所もたくさんあったので、休憩がてらタイルとそれを作った人たちに思いを馳せてみると楽しい時間を過ごせるかもしれない。

カサ・バトリョとカサ・ミラ

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 カサ・バトリョとカサ・ミラへ続くグラシア通り

バルセロナのガウディ建築のうち、メインストリートのグラシア通りにあるのが、カサ・バトリョとカサ・ミラ。この2つの建物は徒歩3分ほどの場所に位置しているので、まとめて訪れるのに都合が良い。

僕は他の観光スポットに時間を割くために、このカサ・バトリョとカサ・ミラはグラシア通りから外観を眺めるだけだったが、それでもグラシア通りは歩道の道幅も広く、ゆっくりとその奇抜な建物の外観を楽しむことができた。 

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 夜のカサ・バトリョ

カサ・バトリョは何と言っても色が非常に派手やかで、それでいて繊細な模様が特徴的。その派手な装飾の上からレイヤーが重なるような形で波打つ骨のようなコンクリがちょっとだけ不気味で得体の知れない魅力を放っていた。

日が落ちて夜になると見応えが増すのはカサ・バトリョの方。ライティングによって色彩がよりはっきりと浮かび上がり昼間とは違った顔が楽しめる。

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 夜のカサ・ミラ

「カサ・ミラ」はカサ・バトリョに比べて少々地味な印象。でも交差点の角に面して建っているため建物自体の立体感はこちらの方が上かな。カサ・バトリョは左右を他の建物に挟まれているため平面で存在感を放っている一方でカサ・ミラは交差点の対岸から見ると非常に映えるのです。

ボケリア市場

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バルセロナには「ボケリア市場(サンジョセップ市場)」と「サンタ カテリーナ市場」という有名な観光名所になっている市場が2つある。まずはボケリア市場から。

ボケリア市場はバルセロナのメインストリート「グラシア通り」からすぐにアクセスできるという好立地が特徴。グエル邸などを訪れる予定があれば、このボケリア市場で朝食を食べてから向かうのがよいかも。

市場にはイートインのスペースを備えている飲食店と、食材を売る傍らですぐに食べれるお惣菜を売っているお店の2種類があって、イートインのお店はスペイン名物のピンチョスやタパスがいただけるお店が多かった。

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一方のお惣菜屋さんは、日本のデパ地下のようなイメージで様々なお店を回って好きなメニューを選んで買うことができる。市場の敷地の近くには買った食材を座って食べることができる公園のようなスペースがあるので、晴れている日などおは気持ちよく食事をすることができます。

僕はこのエリアでソーセージとスペインの伝統的なコロッケ、キッシュ風のパンを買って食べたけれどどちらも満足の品でした。それぞれ3.5~5ユーロほど。もちろん市場なので野菜や果物、肉魚といった食材も豊富に並んでいました。中でも生ハムの原木がたくさんぶら下がっている様は迫力があるね。 

サンタ カテリーナ市場

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もうひとつの有名な市場、「サンタ カテリーナ市場」はカタルーニャ音楽堂の近くにある。実はボケリア市場とサンタ カテリーナ市場は徒歩15分~20分ほどしか離れていないので一度に両方を回ることも可能です。

サンタ カテリーナ市場は観光スポットというよりは、地元の人のマーケットという感じ。一般家庭の食材を買ったり、朝食昼食を食べに来たりといった人が多い感じでした。それでも食材の豊富さは間違いないので、こちらもボケリア市場と同じくらいおすすめできる。テイクアウトで食べ物を買っても近くに座って食べることができる場所が少ないので、ホテルに戻って食べるものを買う、といった使い方がいいかもしれない。