tatolog

冬はマラソン、夏は登山、年に2回は海外旅行が理想です

オデッセイ

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ニューヨーク行きの機内で鑑賞。

ヒューマンドラマと聞いていたので飛行機の小さなモニターで見てしまったが、これは大きなスクリーンで見ればよかったなぁ。最近、妙に地球外の惑星に縁のある(?)マットデイモンの最新作。オーシャンズシリーズで周囲からいじられまくりの彼が一番馴染み深いのでシリアスな役柄を演じるとしっくりこないが、今作は笑いを誘う自虐的なテイストが良い味を出していた。

で、中身のお話は、「植物学習マーク・ワトニー(マットデイモン)による夏休みの自由研究日記。ただし火星で」とうい具合。取り残された火星で生き抜くための数々の困難を、持ち前のポジティブさとNASAの協力、そして自身のスキルとノウハウを活かしてクリアしていく。途中からは、彼を置き去りにしてしまったクルーの協力も加わり、物語はアポロ13のような盛り上げるを見せる。

もっと孤独に苛まれるような描写や、約4年という一人で過ごすには永遠とも思えるような辛い時間の流れが描かれるのかと思っていたが、どちらかと言えば記録として残すためのビデオログを通して、自信に語りかけるような話し方で自分を勇気付け、生き残ることに真正面から向き合う姿勢が描かれていた。また、過酷な状況に対するマットデイモンの姿勢が表れているかのような優しい心強いクラシック音楽と陽気な80年代のディスコサウンドがとても印象的。

NASAが全面的にバックアップしているだろう今作でバッドエンドはありえない、という意味でも素直に楽しめる作品。IMAXでもう一回見ようかな。