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tatolog

冬はマラソン、夏は登山、年に2回は海外旅行が理想です

個人旅行:マラケシュからサハラ砂漠の現地ツアー(2泊3日)

2013年9月モロッコ、パリ
個人で旅行を手配して、モロッコのマラケシュから現地ツアーでサハラ砂漠に行った記録です。
モロッコと言えばサハラ砂漠
どうやって手配しようかいろいろ悩んだあげく、現地でどうにかなるだろの精神で行ってみて結局どうにかなったのでその内容を残しておきます。
結論から言うと2泊3日で約8,000円でした。
 

ツアー申し込み

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申し込みはマラケシュの中心地のジャマ・エル・フナ広場近く。広場を中心に伸びる細い小道を歩くとツアーの写真を店先に並べた代理店(?)がたくさんあります。

 

3件くらいまわるとだいたいの相場とツアー内容(どれも似たり寄ったり)が把握できるので、安値かつ不安が無いところで申し込み。僕の場合は夕方17時くらいに翌日のツアーに申し込みできました。ここでのポイントは、代金は出発当日に払うように交渉すること。
現地での申し込みだったので、意図せずオランダ人スペイン人フランス人混載の多国籍な旅となり、幸運にもこれがとても楽しい旅の種となりました。

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翌日、朝の7時にジャマ・エル・フナ広場で待ち合わせ。ここで他の旅行者と一緒に車に乗ります。車の種類はバンだったりミニバスだったり。他のエリアから客を拾ってくるようで少々遅れたり、ほかの車から人を乗せ変えて人数調整したりで1時間ほど待たされました。そんなこんなで出発。
 

1日目:アイト・ベン・ハドゥからホテルまで

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まずは市内を抜けて山道へ入って行きます。途中、トイレに寄ったり、休憩に寄ったりしながら数時間車に揺られ昼食の場所へ。

 

ちなみに途中で休憩に寄ったカフェやランチで立ち寄ったレストランはたいていWi-Fiが使えました。料理やドリンクをオーダーする時に「ギブミーパスワード」でWiFiのパスワードの書いたメモをくれます。

 

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世界遺産のアイト・ベン・ハドゥは1時間ほどの滞在。ドライバーとは別の、地元のガイドさんに連れられてさくさく見て回った。個人的にはもう少しゆっくりしたかったかな。
 

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広くはないですが見どころは多いですし、今もなおこの地に暮らしている人が居るので歩きながらその暮らしぶりを垣間見るのも楽しいです。
 
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 アイト・ベン・ハドゥを後にして再び山道を車で。奇岩の絶景ポイントで休憩を取ったりしながら宿泊場所に向かう。

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1日目は山間の川が流れる小さなホテルに宿泊。シャワーはあるけれど水量弱め。しかもあまり熱くないのはご愛嬌。クスクスとタジンを食べて就寝。
 

2日目:ベルベル人集落からサハラ砂漠まで 

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翌朝、車に乗り込み一路サハラ砂漠を目指す。途中現地の民族ベルベル人の集落に立ち寄り、手織りのカーペットの逆訪問販売。いわゆる土産物屋に立ち寄るパターン。

 

ずっと荒涼とした土地の中を車で来たが、集落があるだけあって小川が流れているまわりには緑も豊富にある。

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この痩せた土地の中で小川周辺のエリアだけにずっと何代もすみ続けてきた歴史があることを思うとなかなかロマンチックな経験だった。

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ランチをとったりカフェに寄ったり、そして水を買い込んだりしていよいよサハラ砂漠に向かう。
 

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サハラの玄関口になっている建物で車を降り、ラクダに乗り換えてメルズーガ大砂丘へ。約1時間ほどのキャメルライド。

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ハイライトは陽が落ちてから1時間も経たないうちに砂丘の向こうから登ってきた真っ赤な月。この日は日本でも中秋の名月の満月が話題だったようだけど、薄暗くなった砂丘の彼方からゆらめきながら現れる真円の赤い月はなんとも形容しがたい魅力でした。砂と風の音しかない世界の真っ赤な月。

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テントに着いてからは、星空の下で風に揺れるろうそくの火と月明かりの中でディナー。もちろんクスクスとタジン。食後は3ヶ月かけてヨーロッパとアフリカを回っているという日本人の女の子と寝そべって星空を眺めながら旅話に花を咲かせ、なぜかブラジル人と一緒に砂丘に登ったり。

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この砂丘の頂上に登る体験はなかなか強烈だった。靴の中にどんどん砂が入って登りにくいのに加えて真っ暗で頂上がなかなか見えない。上に行けば行くほど風が強く気温も低く、何度も心が折れそうになった。ブラジル人のアレックス(だったかな?)と頂上に着いた時はハイテンションになったのと同時に、眼下に広がる砂が織りなす山と谷の景色、そして風が運んでくる砂粒が体にビシビシあたる痛みを感じになんともなしに黙って周りを見回し自分が感じる感覚に集中してしまった。
月だけが異様に明るい世界。
 
砂丘を降りたあとはすでにだいぶ遅い時間になってしまっていたので就寝の時間。外で眠りたいと言い出した同じテントのドイツ人に同調してマットレスをテントの外に出し、満月と星空の下に。
あり得ないシチュエーションに興奮しながらも日中の疲れもあってかいつの間にか眠ってしまった。
 

3日目:サハラ砂漠を後にしてマラケシュへの帰路 

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夜明け前に起床。

辺りはまだ暗闇の中で支度を整えてラクダに乗り日の出を見に。そのまま帰路に着くとあって真っ暗の中手探りで荷物をまとめ、テントを去り、足をおって眠っていたラクダにまたがる。

 


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前日は乗り馴れていないラクダの背の上で何度もお尻の位置を変えて楽な態勢を試したが、2回目ともなるとだんだんと慣れてカメラを構えるのも写真を撮るのも上手くなってくる。

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砂丘の向こうから上がってくる大きな赤い光を見つめる。
日が昇って辺りが明るくなると、前日に来た道を引き返して行く。砂と風しかない世界にラクダの歩く音と自分の衣服が擦れる音だけが耳に届く。砂漠の世界に慣れてきて冷静に自分の状況を考えられるようになるとより一層、現実離れした世界に来たことを実感する。

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1時間ほどラクダに揺られ、来た時同様に車に乗り込み、マラケシュへと戻る。

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車の窓から砂漠の大砂丘を振り返ると写真で見る景色のように穏やかに見えた。数時間前に自分が寝ていた場所とは全然違って見えた。

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途中、カフェと昼食で車を停めた以外はずっと車は走り続け約8時間ほどをかけてマラケシュへ戻ってる。車中はフランス人、スペイン人、オランダ人の混載ツアーだったけれど英語とスペイン語が堪能な元キャビンアテンダントさんのおかげで会話も楽しく時間を持て余すこともなかった。iPhoneに入れていたボブ・マーリーが大活躍してくれてたのも嬉しかった。

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刺激的な3日を過ごしたみんなとはもうたぶん2度と会う事は出来ないと思うとすごく寂しかった。別れ際の「waiting on Facebook」ほど刹那的なこの旅行を表して表現はないなと思った。
 

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最後は車に乗り込んだジャマ・エル・フナ広場近くで解散。夜になってたくさんの出店が並ぶ広場も非日常感で一杯だけれども半日前までサハラ砂漠に居たこともちょっと信じがたい気持ちでホテルに戻った。