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冬はマラソン、夏は登山、年に2回は海外旅行が理想です

2017年の映画20本ヨイトコ&イマイチ

今年映画館で観た映画の記録。
ヨカッタところ、イマイチだったところを書いておきますのでご笑覧ください。

ドクター・ストレンジ

良いとこ:マーベルスタジオの新ロゴが拝める。
イマイチ:コスプレしたおっさんが空飛んだりするの見てるの辛い。

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小江戸川越ハーフマラソン2017:街ぐるみの声援が背中を押してくれる良大会

小江戸川越ハーフマラソン2017
天気晴れ 気温7℃
タイム1:46:57 ペース5:09/km

 

前年に続いて、2年連続の参加。今のところ一番お気に入りのハーフマラソンの大会。気に入っているポイントは運営がしっかりしていて、街中の市街コースを走れること。今回も期待通りの大会を楽しむことができた。

大会の印象は前回まとめたのでこちらで。 

ここからは当日の様子

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出走待ち。ハーフの部は6,000人。

 

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第46回タートルマラソン国際大会:アクセス良しのご長寿大会

第46回タートルマラソン国際大会
10月15日(日) 天気:雨 気温16℃
タイム 1:49:23 ペース 5:08/km

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2017-18シーズン一発目の大会「第46回タートルマラソン国際大会」。例年は暑くて救急搬送される人も多いとか。でも今回は朝から雨模様。

タートル国際マラソン、まとめるとこんな大会

  • アクセス:北千住駅から徒歩15分ほどの荒川の河川敷が会場。北千住駅はメトロの千代田線が通っているのでアクセスは◯。ちょうど駅から商店街を通る感じなので、帰りの食事には困らない感じ。近場に銭湯が多いのも特徴だけど、当然やたらと混むのでのんびり湯船に浸かりたい場合は、ちょっとエリアを外した方がベター。
  • 大会運営:運営の良さに定評のある大会だったはずなのに、今回はゴール後の導線設計が非常に悪く2時間以内でゴールした人はだいぶ待たされたはず。特に今回は雨が降る中での開催だったため、体を冷やしてしまった人も多かったことでしょう。来年の改善に期待。
  • コース:河川敷沿いのコースなので景色はまぁお馴染みの感じ。ちなみにコースの半分くらいは板橋シティマラソンと同じ笑。給水ポイントはだいたい2キロごとにあったので不足なし。給食はなし。
  • 雰囲気:バリアフリーの大会も兼ねていて伴奏者と一緒に走っている方を何人も見かけました。あとは車椅子の方も。歴史ある大会ということで、馴染みの大会に今年も参加といった感じのランナーが多く気張らずに走れる環境と感じました。
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ベイビードライバー

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ベイビー(アンセル・エルゴート)。その天才的なドライビング・センスが買われ、組織の運転手として彼に課せられた仕事―それは、銀行、現金輸送車を襲ったメンバーを確実に「逃がす」こと。子供の頃の交通事故が原因で耳鳴りに悩まされ続けているベイビー。しかし、音楽を聴くことで、耳鳴りがかき消され、そのドライビング・テクニックがさらに覚醒する。そして誰も止めることができない、追いつくことすらできない、イカれたドライバーへと変貌する―。(公式サイトより)

ドラマチックなストーリー。
蛇足がないのでストレートにガツンと響いてくる。

前半で見せるミュージカルっぽさ。
唄いはしないけど、音楽に連動して人とカメラと背景がリズミカルに動いていくのがとっても楽しい。

カーアクション、けっこう派手。
でもそれをどうですかーすごいアクションでしょーって見せない。あくまでも音楽に合わせ合わせて派手にしてるだけ。この音楽に合わせてるだけというのが、この映画の一番の魅力な気がする。一番気持ち良いポイント。

音楽、アクション、ストーリーのバランスがうまくブレンドされている。見ている時は作品自体のバランスみたいなものは全然気づかず、むしろノリの良い音楽に乗せてハイテンションに一気に見せきってしまうジェットコースタームービー。気持ちよく大満足で映画館を後にする。
で、見終わった後に冷静に振り返ると、そのバランスの良さに気づく。そうかこれは狙って作ってるんじゃないからこういう映画になってるんだ。しかもそれぞれが高い完成度で組み合わさっているからこその気持ち良さ。このコンセプト、狙って作ったのだとしたらすごいなぁ。

次回作はオールロケのニューヨーク編が見たい。

 

予告編

まずは公式の予告編からどうぞ。ノリノリの音楽に合わせてこの映画の魅力を確認しつつ音楽、アクション、カット割り、ビジュアルが完全にシンクロした最高の世界をチェック。この予告編を観てるだけでテンション上がる。

 

未見の人にはこちらがおすすめ。本編開始から6分間の映像を見ることができます。曲のイントロに合わせて登場人物が一人ずつ出てきて、そこから始まる一人カラオケ〜銀行強盗〜爆走カーチェイス。ニヤニヤしながら観始めて気がつくと息を殺して見守っています。最高。

 

すこしクリエイティブと音楽セレクトが違う海外版の公式予告編も置いときます。これもアガる。 

ダンケルク

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ダンケルク公開初日に行ってきた。

物語は突然はじまり、登場する人物が誰なのか、どんな状況なのか。説明は全く無い。物語が進んでも会話らしい会話はほぼ無し。あるのは画面に映る人物の表情や、状態が変化してくだけ。無駄を削ぎ落とし、変化だけを克明に観客に見せつけることで大きなインパクトを残しているのが非常に印象的でした。

画面に映るものに無駄な装飾は一切なし。音楽もインセプションインターステラーのように深く重い低音と、焦りと緊張を生む時計の音だけ。だからこそ、この映画で際立っているのが、完璧に計算され極限まで無駄を排除した映像美や、鋭く重く響く一発の銃声の音。小さな変化を見逃すことがないように意識付けられた観客は、常に集中を強いられ、半ば強制的にこの映画の中に没入していくことになるのだと思う。

緊張からずっと奥歯を噛み、体を強張らせ掌を握り、腕を組んで肩を張って過ごした時間を振り返ると、「究極の映画体験」のコピーに納得の一本でした。

ゼロ・ダーク・サーティ

本作は2011年5月2日に実行された、ウサーマ・ビン・ラーディンの殺害にいたる経緯を描いた、実話を元に作られたフィクション映画である。
監督は、2008年公開の『ハート・ロッカー』で史上初の女性によるアカデミー監督賞を受賞したキャスリン・ビグローが行った。主役のCIA女性エージェントはジェシカ・チャステインが演じ、第85回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、第70回ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞した。
-wikipedia

手がかりを追いビン・ラディンへの情報をたどるシークエンスと、SEALsが最新鋭のステルスヘリで強襲するシーン、静と動どちらのシーンも緊張感の絵作り、物語運びで作品にのめり込むことができる。

一方、ストーリーは細切れ。小さな章ごとに物語を紡いでいくスタイルで、登場人物の描き方がややとっ散らかった印象。

総じてとても良くできた映画。見る人のポジションによって、テロとの戦いに買ったアメリカ賛美の映画と捉えるか、屈辱にまみれ自分の目的すら見つけられなかった自虐と捉えるか判断がわかれるのではないかと思う。